家族や友人、職場の仲間、地域の人々など、周囲の方々の支えは、被害にあわれた方にとって大きな力になります。いつもと違う様子がみられても、それは被害後に起こるこころと身体の反応かもしれない、という理解をもってかかわることが大事になります。
日常生活での具体的なサポート
事件後は、時間的にも精神的にも、これまで通りの生活を送ることが難しくなる場合があります。
家事・育児・介護・仕事・学業面で、無理のない範囲でできるサポートを提案し、手伝うことで被害にあった人の負担を減らすことができます。
例えば
- 「子どものお迎えに行こうか?」と伝える
- 「食べられるものがあれば買ってくるよ」と声をかける
- 相談窓口を探し、「こういう窓口があるけど、行ってみる?」と言って付き添う
これまでと変わらない関わりを
「どのように接したらよいかわからない」と感じることもあるかもしれません。
そんなときは、相手の様子を見ながら、これまでと変わらない関係を大切にすることが支えになります。
被害後は気分や体調の波もあって、これまでと同じように人付き合いをすることが難しくなることがあります。相手のペースに合わせて食事や散歩に誘うなど日常の時間を共有したり、無理に返信しなくてもよいことを伝えた上で短いメッセージを送ったり、定期的に連絡をとったり、気にかけていることを伝えます。
長期的な伴走者になることを目指します。
寄り添う姿勢を大切に
特別な言葉をかけようとしなくても大丈夫です。
無理に話を聞きだそうとせず、相手が話したいときには、「否定せずに耳を傾ける“聞き役”」になってみてください。
「そばにいる」「寄り添う」という姿勢そのものが、大きな安心につながります。
一方で、よかれと思ってかけた言葉が、相手を傷つけてしまうこともあります(二次被害)。
例えば、次のような言葉は避けた方がよい場合があります。
- 「頑張って」
- 「早く忘れて、前向きになって」
- 「命があっただけ良かったじゃない」
- 「あなたが悲しんでいると、亡くなった人が成仏できないよ」
- 「もっと気をつけないと」
相談先を紹介することも支援になります
被害にあっている人の代わりに、困っていることを支援してくれる相談先を探したり、適切な相談先につなぐことも、身近にいる人ができる大切なサポートの一つです。
都民センターでは、被害にあわれた方だけでなく、ご家族や周囲の方からのご相談もお受けしています。